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害虫リスト

防除対象一覧

ダニ

説明
【イエダニ】
体長約1mm 灰白色 吸血するダニ。ドブネズミに寄生
【コナダニ】
体長0.3mm〜0.4mm 乳白色 ゴミ・タタミに発生
【ツメダニ】
体長0.7mm 乳白色 多種のダニが増えると発生
被害
吸血されると激しいかゆみと紅色腫張をともないます。また呼吸器障害、アレルギー症状を誘発する場合もあります。
対策
室内を乾燥させ、掃除機をこまめにかける。加熱処理など。

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ゴキブリ

説明
【クロゴキブリ】 
体長30mm、黒褐色。一般住宅に見られる大型腫で、飛ぶことができる。
【チャバネゴキブリ】 
体長15mm、黄褐色。ビル・飲食店などに発生、暖かい場所を好む。
被害
サルモネラ菌を運び、食中毒の原因になる。糞尿の被害。電気製品のショート。
対策
生ゴミなどはフタ付容器に入れましょう。通路にエアゾール散布。粘着シートを配置して捕獲。

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ネズミ

説明
【クマネズミ】
体長18cm 黒褐色。暑さに強く、天井裏など乾燥した高所を好む。
【ドブネズミ】
体長22cm 黒灰色。寒さに強く、水辺を好み、泳ぎが得意。大型で獰猛。
【ハツカネズミ】
体長7〜9cm 灰社褐色。倉庫や事務所で見られる。
被害
サルモネラ細菌やダニを運ぶ。糞尿の被害。食品、電線、ガス管、壁や天井板をかじる被害。音の被害。
対策
エサを与えない。清掃・整理整頓し、巣を作らせない。侵入路をふさぐ。
バネ、カゴ、粘着板などで捕獲。毒エサを配置。

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蚊の予防対策の重要性について
衛生害虫の代表として問題になるのは、吸血する「蚊」である。
本来、蚊の恐ろしさは病気を媒介することにあって、日本脳炎・マラリア・デング熱などが代表的な伝染病である。近年、米国では鳥類の血を吸った蚊の媒介によるウエストナイル熱が猛威を振るっているが、世界からの人や物品の往来が盛んである日本では近い将来にウエストナイルウィルスが侵入するだろうと、専門家たちが予測しています。海外では、イエカ類などが媒介蚊として知られており、日本ではこの仲間として、アカイエカ・チカイエカ・ネッタイイエカ・コガタアカイエカが生息しています。
また、日本に生息するヒトスジシマカとヤマトヤブカは、イエカ類より更に媒介率が高いと言われています。そのためウエストナイルウィルスの感染防止対策としては、媒介動物である蚊の駆除が最重要課題であると考えられます。
吸血性
蚊は雌のみが吸血する。一般的には、ハマダラカ類・イエカ類は夜間吸血性でヤブカ類やヒトスジシマカは昼間吸血性であると言われている。
蚊の駆除法
幼虫対策(発生源対策):蚊の幼虫はすべて水中に生息するので基本的には不必要な開口水域を少なくし、発生源となる水溜まりをなくすことである。下水溝・雨水升・ドブなどは清掃をして流れを良くし、空き缶や竹の切り株をなくし、墓地のくぼみや花立て、石の手洗い鉢は常にきれいにするよう心がけること。 成虫対策:蚊の成虫対策は、壁に止まる性質があるので、薬剤処理可能な建物の場合は、壁に残留噴霧処理をする。一般の屋内家庭では、蚊取り線香や蚊取りマットを使用する。
主な蚊の発生源
◎・・・多く発生する ○・・・普通に発生する △・・・少し発生する
【アカイエカ】
◎汚水溜・どぶ・雨水升 △肥料溜・堆肥溜・水槽・ビル地下水域
【コガタアカイエカ】
◎沼・池・水田 ○水溜まり △水草の生えている水槽
【オオクロヤブカ】
◎肥料溜・堆肥溜 ○墓地の花立・竹切株
【ヒトスジシマカ】(近似種 トウゴウヤブカ)
◎墓石の溜水 ○墓石の花立・竹筒・雨水升 △空き缶・空びん
【ヤマトヤブカ】
○石の手洗い鉢 △墓石の溜水・墓地の花立 空き缶・空びん
【シナハマダラカ】
◎沼・池・水田 ●水溜まり・車のわだち △肥料溜・水草の生えている水槽
【チカイエカ】
◎ビルの地下水域・浄化槽

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ハエ

説明
【イエバエ】
体長4〜8mm、黒灰色。一年中成虫、幼虫ともみられ、盛期は春と秋。
【キイロショウジョウバエ】
体長2.5mm、黄色。腐敗した野菜・果物・みそ漬に発生。
被害
雑菌類や伝染病の運搬。
対策
ゴミ処理、清掃など環境多彩区。

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ハチ

説明
【キイロスズメバチ】
体長25〜28mm、黄色(黒色横線班)。
山間部に近い場所、崖の下、空洞、軒下など。交尾した雌は4月ごろから出てきて巣をつくり始める。
被害
刺されると毒性が強く、激痛とハレをともなう。
対策
発見した場合には近づかない事が一番の予防対策です。
巣を守る防衛本能が発達しているため、巣を極力刺激しない。黒色を攻撃する習性があるので注意。
夜になってから巣をビニール袋などで包みエーテル注入後処分する。ハチミツにDDVP等を混ぜ、巣の近くに置く。

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ムカデ

説明
体長75〜100mm 石・腐葉の下・樹皮の間に棲息。
夜間、住居に侵入することがある。
被害
刺されると毒性が強く、激痛とハレをともなう。
対策
噛み付かれると、ハレと激しい痛みがある。ひどい場合はリンパ線炎を起こす。

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シロアリ

説明
羽アリ:体長4.5mm〜7.5mm 黒。職アリ:体長3〜5.5mm、乳白色。
は日本全国に生息し、4月から5月の雨上がりの昼間に飛び立ちます。「イエシロアリ」は主に海沿いの地域に生息し、6月から7月ごろの蒸し暑い日の夕刻から羽アリが飛び立ちます。巣をつくり大きな被害を与えます。湿気を好み、家屋、地中、腐朽木などに営巣します。
見分け方
クロアリの羽アリは前羽が大きく後ろ羽が小さい。胴体はくびれている。一方シロアリの羽は4枚とも同じ大きさで、胴体はずんどう、棒状。
被害
水を使用する風呂場・トイレ・洗面所・台所付近などに被害が集中しやすく、土台・床束・大引き・床板・柱などが加害される確率が高いといえます。 「イエシロアリ」は水を運ぶ能力が高く、乾燥している小屋組みのような場所にまで加害することもあり、 被害範囲は建物全体に及びます
対策
調査し、被害が明確に確認された場合は、専門業者による防除処理が必要です。

アルゼンチンアリ

アルゼンチンアリ

説明
アリ科カタアリ亜科に属し、働きアリの体長は2.5〜3mm、体形は暗褐色で従来のアリと比較するとスマートで細長く、長い触角を持っている。
国内では1993年広島県廿日市市で最初に生息が確認され、兵庫県では1999年7月に神戸ポートアイランドで初めてアルゼンチンアリの生息が確認されている。

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鳥インフルエンザ

説明
鳥インフルエンザとは鳥類がA型インフルエンザウイルスに感染して起こる病気です。
鳥インフルエンザは、この病気にかかった鶏と接触して、羽や粉末状になったフンを吸い込んだり、その鶏のフンや内臓に触れた手を介して鼻からウイルスが入るなど、 人の体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごくまれにかかることがあることが知られています。 人が鳥インフルエンザにかかったことが確認された例は、世界的にみてもベトナムとタイであわせて32例(3月5日現在)ありますが、これまで人から人にうつったことが確認された例はありません。食品としての鶏肉や鶏卵を食べることによって、人が感染した例はありません。なお、ウイルスは適切な加熱により完全に死滅します。
症状
(鳥の症状)感染鶏群では死亡する鶏が増加します。主な症状は、元気消失、食欲・飲水欲の減退、産卵率の低下、呼吸器症状、下痢、神経症状などで、肉冠・肉垂・顔面の腫れやチアノーゼ、脚の浮腫や皮下出血などの病変が報告されています。
(人の症状)アジアでH5N1亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染した重症患者では、肺炎、多臓器不全などの症状が報告されており、オランダでのH7N7亜型感染による軽症者の多くで結膜炎が報告されています。
対策
万が一のことを考えて、感染防止策を採る事を厚生労働省は勧めています。
農場関係者や防疫従事者がウイルスを吸い込んだり、飲み込んだりしないように、つなぎを着用し、ゴム手袋をつけ、ゴーグルと医療用マスク等で防護して下さい。また、作業終了後には石鹸で手を洗い、うがいをしてください。
作業に従事した者は、感染の可能性のある期間は健康に注意して、発熱などのインフルエンザ様症状がでたら、直ちに医師の診察を受けて下さい。感染初期であれば抗ウイルス薬が有効です。(農林水産省HPより抜粋)

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ノロウィルス

説明
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
感染
  • 患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつから人の手などを介して二次感染した場合
  • 家庭や共同生活施設などヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ飛沫感染等直接感染する場合
  • 食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者などが含まれます。)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合
  • 汚染されていた二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
  • ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合
対策
  • 食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
  • 下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
  • 胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐ぶつを適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。
  • 特に、子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。また、調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう。
治療法
現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。このため、通常、対症療法が行われます。特に、体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の補給を充分に行いましょう。脱水症状がひどい場合には病院で輸液を行うなどの治療が必要になります。 止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬)は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいでしょう。 (厚生労働省HPより抜粋)

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O157

説明
大腸菌は、家畜や人の腸内にも存在します。ほとんどのものは無害ですが、このうちいくつかのものは、人に下痢などの消化器症状や合併症を起こすことがあり、病原大腸菌と呼ばれています。病原大腸菌の中には、毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあり、「O157」はこの腸管出血性大腸菌の一種です。
「O157」とはO抗原 として157番目に発見されたものを持つという意味
感染事例
原因食品等と特定あるいは推定されたものは、国内では井戸水、牛肉、牛レバ刺し、ハンバーグ、牛角切りステーキ、牛タタキ、ローストビーフ、サラダ、貝割れ大根、シーフードソース、シカ肉、キャベツ、白菜漬け、日本そば、メロンなどです。海外では、ハンバーガー、ローストビーフ、ミートパイ、アルファルファ、レタス、アップルジュースなどです。
食中毒は一般に、気温が高い初夏から初秋にかけて多発します。この時期は、食中毒菌が増えるのに適した気温であり、これに人の体力の低下や食品などの不衛生な取扱いなどの条件が重なることにより発生しやすくなると考えられます。
予防
O157はサルモネラや腸炎ビブリオなどの食中毒菌と同様加熱や消毒薬により死滅します。
  • 肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮な物を購入しましょう。
  • 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
  • 清潔な環境で下準備・調理しましょう
  • 十分に加熱しましょう
  • 食事の前に手を洗う
  • 残った食品を室温に長く放置せず、保存

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ウェストナイル熱

説明
西ナイルウイルスに感染した蚊が、人の血を吸うことによって、血を吸われた人が感染します。
症状
潜伏期は、2〜6日です。突然の発熱(39度以上)で発症する。3-6日間の発熱、頭痛、背部の痛み、筋肉痛、食欲不振などの症状を有する。約半数で発疹が胸部、背、上肢に認められる。リンパ節腫脹も通常認められる。症状は通常1週間以内で回復するが、その後倦怠感が残ることも多い。 ・ 脳炎は上記症状とともにさらに重篤な症状として、激しい頭痛、方向感覚の欠如、麻痺、意識障害、痙攣等の症状を呈する。 。
感染経路
ウエストナイルウイルスは自然界においては、トリと蚊の感染サイクルで維持される。 ・ ヒトはウエストナイルウイルス感染蚊に刺されることにより感染する。 ・ 媒介蚊は、イエカ、ヤブカ等である。 ・ ヒトからヒトへの感染はない。  なお、輸血、臓器移植、母乳を介しての感染を疑わせる報告がある。(この感染経路に関しては現在米国で調査中であり、本感染経路の重要性については今後の報告に注意する必要がある)。

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